No.221
これまで異性と付き合ったことがありません。女子校
だったせいか、男性とどう接したらいいかもわかりません
H・Eさん(32歳) 両親 妹 弟 祖母
2006.3.22
 私は現在32歳。これまで、異性とお付き合いしたことがありません。周りの人はこれを言うと、みんな「信じられない!」というのですが事実で、「じゃあ、理想が高いんだ」となってしまうのですが、そんなこともないんです。
 昨年、体調を崩して3か月ほど入院していたのですが、そこで、なぜか既婚者からもてていて、外見とか中身に問題があるとは思えないんです。ただ、これは独りよがりな見方かもしれません。高校から大学まで女子校で過ごし、社会人になってからも、男性と話す機会があまりなく、どう話していいのか、戸惑うことが多々あります。このままではいけない! と思い、投稿した次第です。
 
付き合うという目的を一時忘れること。
あなたが自然体でいれば、相手も話しかけやすくなると思います
 異性との付き合いといっても、いろいろな付き合い方があってね。お互いが特別な存在として意識し合っているのは恋人としての付き合いだけど、兄妹、姉弟的な付き合いもあれば、飲み友達、遊び友だち的な付き合いもある。

 あなたは、これまでそのどの形態でも、男性との付き合いはなかったのかな。社会人となってからも、男性と話す機会がないというのは、女性だけの職場なんだろうか。それとも、どう話していいか戸惑う男性というのは、職場の男性なんだろうか。

 あなたは男性との付き合いが嫌いなわけではなくて、とても求めている。でも常に頭の中にあるのは、恋人同士に発展するような付き合いなんじゃないのかな。

 高校から大学まで女子だけの学校で過ごして、 男の子と自然に話す場が少なかったからというのは、さほど大きなことじゃないと思う。 私も女子高だったけど、やけにたくさんボーイフレンドがいる子と、学校と家の往復だけで男の子との出会いがまったくなくてボーイフレンドなど無縁の子もいたからね。 異性が周辺にたくさんいるかいないかは、女子高と女子大という状況に左右されるというより、本人の意識的でもあり無意識的でもある姿勢によるものかもしれないなあ。

 もしかして、あなたは男性を見る時、付き合えるかどうかという幕を通してみてしまっていない? 付き合う先には、恋人として付き合える相手だろうかという条件があって、さらにその先には結婚できるかどうかという見極めが働いてしまう。その条件に合う人となると、そうたくさんいるわけじゃない。世の中の半分は男性なわけで、広い意味でのつきあいならいくらでも転がっているけれど、最初にゴールを決めてしまうと、完走できそうな者は激減してしまう。

 さらに、何とかうまく付き合っていきたいという気持ちが強くなると、なかなか最初の一歩を踏み出すタイミングがつかめない。グズグズしているうちに、これぞと思った人が誰か他の人と付き合ってしまったりする。思い切って前に出ても、何とか結果をよい方向にという作為があると、ギクシャクしてしまってうまくいかない。

 これまで異性と付き合ったことがないというけど、 付き合いたいなあと思った男性のひとりやふたりはいたんじゃないかな。でも、付き合うまでに到らなかったとしたら、意識しすぎということもあったのかも。もし付き合いたいと思った男性もいなかったとしたら、男性と出会う機会が本当に少なかったということになる。

 男性恐怖症とか、男性嫌いじゃないんだものね。既婚男性にもてていたというのは、既婚男性とは気楽に話せて、あなた自身が解放されていたからじゃないのかな。自然体で話したり、笑ったり、冗談いったりするあなたがいて、そんなあなたをみんなが好ましく思ったってことでしょ。

 なぜ、既婚男性だとあなたが気楽な自然体でいられるのかって考えると、この人たちは恋人や結婚相手という枠から完全に外れている対象外だからじゃないのかなあ。付き合うということが目的にならないですむ。男性と付き合わねばという焦りや、何とかうまくやらなければという気持ちの枷のようなものから解放されていたからじゃないのかなあ。だからみんながあなたをステキだなと思った。それがモテるということでしょ。もし、独身でカッコよくて、これなら付き合ってもいいかなという条件内の男性が入院していたとしたら、あなたは固まってしまって自然体で話しかけたり笑いあったりはできなかったかもよ。つまり、あなたらしい魅力を発揮できないままで終わった可能性大。

 まず、異性と付き合うということを念頭から一度外してみた方がいいような気がする。男性と話す機会や知り合う機会があまりない環境にいて、このままではいろいろな男性と知り合う機会がなくて、これではいけないと思うなら、自分でもっと自分の世界を広げてみるしかない。

 合コンとかお見合いパーティーという相手を探すということだけが目的の場に出るというのではなく、何かひとつ自分が興味を持っていることにアフター5の時間を使ったらどうだろう。ボランティア活動をするのもいいし、男性も参加しているサークル活動でもいい。 何か勉強するのもいい。駅前留学でも資格獲得にカルチャースクールに入ってもいい。自分の環境を変えれば、女性とも男性とも新しい出会いが生まれる。人間関係が拡大すれば、それだけこれまでとは違ういろいろな人と知り合える。 その縁からまた人との出会いが発生する。鵜の目鷹の目で、付き合える人はいないだろうかと求めるのは、 結局人間関係を広げるというより狭くしてしまうことだし、何か不自然になってしまう。不自然な状態では、人はその魅力を十分に発揮できないからね。

 まず、“付き合わなければ” という自縛からあなたが解放されることが先決。これまでの動線を越えて何か新しい挑戦をして世界を広げて、既婚でも未婚でもいいからいろいろな男性とも女性とも出会い、自然に振舞い、あなた自身がもっと楽しんじゃう。座して待っていても、人の輪は広がらないからね。広げた人間関係の中から、そのうち付き合いたいなあと思う人が出てくるよ。付き合うということは“目的”ではなく、あくまで“結果”なんだから。